中３奮闘記② ～苦労の先にあったもの～
- 2018/05/14
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ちょっと時間は空いてしましましたが、中３奮闘記②です。
昨年中３であった当塾の生徒の中で、多分１番勉強が嫌いなんだろうなと思う女の子がいました。
基本的にはみなさん勉強は嫌いというのですが、その子の嫌いっぷりは群を抜いていました。
勉強するとき、嫌そうな顔、だるそうな顔をしないように常日ごろから生徒たちには言い聞かせていますが、その子はどうしても顔に出てしまいます。
私もなんとか勉強を楽しんでもらえるように、あの手この手を試してみるのですが......世界で一番勉強が嫌いだとずっと言っていました。
でもその子が、他の単なる勉強嫌いな子と決定的に違うのは、それでも勉強をし続けたことです。
学校帰りは直接塾により、夕飯のみ帰宅し、また塾に来て２３時近くまで勉強。
それを毎日毎日繰り返していました。
当然成績は大幅に上昇し、普通だったらそこで達成感や満足感を得られ、少しは勉強が好きになったりするものですが、それでも真顔で『この世で一番嫌いなものは勉強』と......
さらに冬ごろからストレスで胃が痛くなってきたようです。
そのころには努力の甲斐あって、志望校の上位トップ１０ぐらいの位置にはいましたので、
無理をしないように、少し休むように言いましたが、それでもほとんど休まず、出来る限り頑張り続けました。毎日毎日塾に来続けました。
結果、合格し、今は志望校に楽しく通っています。
そんな彼女が言うには、
「勉強は世界で一番嫌いなままだけど、私は今日本で一番充実している女子高生」
だそうです。
この生活を夢見て頑張ってきたのでしょう。もちろんそんなこと言っていますが、まだ勉強も頑張っていますし、部活に遊びに全力です。
苦労の先にあったこの念願の高校生活、自ら勝ち取った幸せ。
嫌いなことでも必要だから頑張り続けた、そんな彼女だからこそ味わえるものなんでしょうね。
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